来年6月、欧州の養豚業は薬用量の酸化亜鉛添加の規制という問題に直面します。そこでHIPRAは、酸化亜鉛の使用量削減のための支援プログラムを立ち上げました。
このプログラムの一環として、企業や獣医師グループに向けたトレーニングセッションをスペイン全土で開催しました。後援はSEPOR(ムルシア家畜・産業・農業食品共進会)です。
セッションでは、酸化亜鉛の削減によって生じる新たな問題に焦点を当て、大腸菌症に由来する疾患に対応するための飼養管理、栄養管理、腸管の健康維持、そして効果的なワクチン投与プログラム等について、HIPRAが実践してきた経験と関連データを共有しました。その中でも、HIPRAが開発した浮腫病ワクチン「VEPURED®」は多くの関心を集めました。
招待講演者は、TEAGASC研究センター(アイルランド)の養豚開発部長のエドガード・ガルシア・マンサニージャ博士、スペイン本社のコーポレートブランドマネージャーであるエミリ・バルバとテクニカルサービスマネージャーのダニエル・トレントでした。
HIPRAは、養豚業のさらなる発展、そして2022年に養豚業が直面する新たな課題の克服に貢献したいと考えています。